ポケポケにリセマラは必要か:確率の数字で判断する
ポケポケのパック開封は毎回が独立試行。最初の数パックにどれだけこだわる価値があるか、実際の排出率から計算して答える。
アカウントを作り直しても、パックの排出率そのものは1ミリも変わらない。変わるのは「最初にどのパックに当たるか」だけだ。Genetic Apex(A1)通常パックの実データで計算すると、1パックあたり16.2%の確率で★以上のカードが最低1枚出る。10パック開けば約83%、20パックなら約97%に達する——だから多くのアカウントは、リセマラしてもしなくても最初の数日で似たような結果に落ち着く。
そもそも「リセマラ」がポケポケでは意味を変える
単発の高額な有償ガチャ通貨を持つゲームでのリセマラは、課金前のロールを何度もやり直して当たりの初期戦力を狙う行為を指す。ポケポケにはその種の「1回限りの大型ガチャ通貨」が存在しない。代わりにあるのは時間(1日2つの無料パック、12時間ごとの回復)とパックポイント(何が出ても必ず貯まる)だ。つまりここでの「リセマラ」が買っているのは、大当たり1発ではなく「最初の数パックで★カードが早く出るかどうか」というタイミングの差でしかない。
最初の数パックの本当の確率
Genetic Apex(A1)通常パックの公式スロット別排出率を使うと、4枚目・5枚目のスロットだけがダブルレア以上を出せる。★(アートレア)・★★(スーパーレア)・★★★(イマーシブレア)・クラウンレアを合わせた「★以上」の確率は、4枚目単独で約3.33%、5枚目単独で約13.34%。両方独立した抽選なので、1パックで少なくとも1枚★以上が出る確率は次の式で出る。
| 開封パック数 | ★以上が最低1枚出る累積確率 |
|---|---|
| 1パック | 16.2% |
| 3パック | 41.2% |
| 5パック | 58.7% |
| 10パック | 83.0% |
| 15パック | 93.0% |
| 20パック | 97.1% |
各パックの抽選は完全に独立しているので、この数字は「1-(1-0.1623)のN乗」で単純に積み上がっていく。10〜15パックを超えたあたりで、ほとんどのアカウントが同じような着地点に集まってくる。
クラウンレア狙いのリセマラは割に合わない
特定のクラウンレア(UR)1枚を狙ってリセマラするのはさらに分が悪い。通常パックのUR排出率は4枚目0.04%・5枚目0.16%で、1パックあたり合計約0.2%。100パック開けても累積で約18.1%にしか届かない。God Pack自体の出現率も0.05%(約2000パックに1回)で、期待値は2000パック、累積が50%を超えるのは1,386パック前後と、序盤のリセマラで狙える範囲を大きく超えている。
リセマラでは解決しないこと
アカウントを作り直して解決するのは「最初の数パックの中身」だけだ。デッキ構築ルール(20枚・同名2枚まで)は変わらないし、いったんパックを開き始めたパックポイントの貯金はアカウントを作り直すたびにゼロに戻る。今の大会環境で活躍しているデッキに直結しないクラウンレアを引き当てても、それだけでは勝率は上がらない。特定の1枚が目的なら、作り直しに時間を使うより、今のアカウントでそのカードのパックポイントを計画的に貯めるほうが多くの場合近道になる。