下
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皆が慎重に進む中、漆黒の姿をしたヤツがこっそりとトンネルの奥深くに隠れていた。自分を土の中に埋め、クロックボーイが通り過ぎるときに地中に引きずり込んで食べようとしていた。
しかし、先にそれに気付いた隊長はもっとすごかった。口を開く間もなく、銃弾がすでにその鼻の中に突き刺さっていた。
「気をつけて、ハエじいだ!」
ハエじいが反応するより早く、隊長の頭上から突然火花が飛び出し、短い悲鳴が前方から聞こえた。そしてすぐにまた静寂がトンネル全体を包み込んだ。
「チクタク、隊長がいてくれてよかった。さもなければ、あいつのご馳走になってたよ」
「喜ぶのはまだ早いよ。ハエじいは決して単独で狩りをしない。トンネルの中にまだ仲間がいるはずだ」
隊長の言う通り、まばたきをする暇もなく、トンネルの奥から「ブーンブーンブーン」という音でいっぱいになった。
ハエたちは言葉を話せない怪物たちだが、普通の悪者よりもずっと恐ろしい。彼らが通った場所はすべて食べ尽くされてしまう。その場にいる皆はすぐにある事実に気付いた――前方の森が食べ尽くされていたのだ!ヤツらはドリームタウンを目指して来たのだ!
「あいつらがこのトンネルを通り抜けるのを阻止しなければ!」
しかし、前方はとても暗く、ハエじいの影すら見えない。この怪物たちを倒すにはどうすればいいのだろうか?焦りのあまり、クロックボーイの歯車が詰まりそうになったとき、トンネルの奥に急にまぶしい光が現れた。
「隊長、助けに来たよ」
蝶たちは力いっぱい羽ばたき、光る鱗粉が星のようにトンネル内に散らばり、ハエじいの醜い姿を隠す場所がなくなった。その光のおかげで、キャプテン・リボルバーは慣れた動きで引き金を引き、頭上の銃口からは火が噴き出るようだった。鱗粉を失った蝶が一匹また一匹と地面に落ち、新たな蝶が彼らの位置を引き継いだ。
「このままではダメだ。クロックボーイ、君たちは先に逃げるんだ。ハエじいは僕が引き受ける」
「でも……」
「僕はキャプテン・リボルバーだよ。こんな怪物たちには負けないさ」
隊長が油断した隙を突き、一匹のハエじいが突っ込んできて、ここで最も勇敢な相手を倒そうとした。しかし、蝶たちは薄い壁を作り上げた。彼らの羽は衝突で散り、鱗粉がハエじいの目に入って見えなくした。
背後で絶え間ない銃声が響き渡る中、クロックボーイと小鳥たちは必死に逃げ、足にまったく力が入らなくなり、羽が上がらなくなった。そして慣れ親しんだ森と町が再び目の前に現れた。
クロックボーイが皆を連れてトンネルに戻ったとき、戦いはとっくに終わっていた。蝶の鱗粉が隅々にまでまかれ、その光が昼間よりも明るく場所を照らしていた。この光が彼らを導き、ハエじいの死がいを一匹ずつ越え、洞窟から出た。ハエじいはすべてを食べ尽くしたが、ここの石だけは食べていなかった。
「チクタク。隊長、蝶、いる?」
返事はまったくなかった。
石は破壊された町を修復したが、キャプテン・リボルバーと蝶たちは二度と戻らなかった。時々、太陽の光がトンネルの隙間を通り、輝きを失った鱗粉に落ちる。そのきらめきの色を見たクロックボーイは、誰かが自分に話しかけているように感じた。
「ねえ、クロックボーイ、冒険に行こうよ!」
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