その2
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『神聖なる廃墟』
三相タイタンの廃れた都、至る所に暗黒の潮と邪物が蔓延る
神々が訪れた街の残骸が、永夜の迷い霧に覆われている
私が聞いたのは、この地はかつて信者の聖域、戸惑う者の帰る場所だった
しかし私が見たのは、蛇と鼠が巣くい、虫と蟻の楽園となっている神殿
神々が沈黙し、司祭は見捨て、凡人は皆故郷を失ってしまった
人は離れ離れに、聖女は逆らい、門と道と一緒に砕けた星となった
門の向こうには、薄ら寒い風が神託を運び、天秤の前には雑草が生え茂っている
深淵の重さは負いたくとも負えず、預言は叶うこともあれば叶わぬこともある
周囲を見渡し、唖然とする
まるで櫂を失った船のように、人と神が断絶された
既に去っていった黄金紀、この身はどこに寄せればいいのか
目にするのは恐れ慄く人たち、この魂はどこに託せばいいのか
(……)
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