ベリル地区
地域
世界百科
フォンテーヌ廷から水を隔てた山原。往日の遺跡がそこに散らばっている。昔、エゲリアの信者たちはここを歓楽と郊外の宴の地と考え、蒼晶のように澄み切った愛と夢を詠んだという。今、彼らの歌声はすでに仄かな月明かりの中に消え、涼やかな風だけが、かつてのようにミントの生い茂った高地を吹き抜けている。
ステータス
名称: ベリル地区 · 種別: エリア · 国: フォンテーヌ · 実装バージョン: 4.0
サブエリア
エリナスの南に位置する青々とした。美しい景観を持ちながら、訪れる人は滅多にいない。メリュジーヌたちが暮らす「メリュシー村」は、ここの山々と湖の下に隠れている。言い伝えによると、そびえ立つ山々は、かつてと呼ばれた巨獣の遺骸であった。時間はその原形を風と土で葬り去り、今や無数の生き物の住処となった。巨大な骸骨は山と一体となり、これを目にする者の好奇心をくすぐる。これは何故この地を訪れたのか…そして、何故ここでその歩みを止めたのだろうか?尾根を登ると、過去の遺跡が散らばっている。ほとんどは同じ建築様式のように見えるが、一部はや層岩巨淵の遺跡と似た様式だと考えられる。島の東部には特徴的な熱水泉があり、その先にはそびえ立つモン・オトンヌキと、その山肌を貫くクレメンタイン線が遠くに見える。自称フォンテーヌ芸術界の未来を担う大芸術家のと旅人はかつてここで出会った。尾根の南にはにてが監督、がプロデューサーを務めた映影作品「二銃士」のクランクアップのシーンが撮影された場所がある。この映影はいくつもの困難を乗り越えて、千霊映影祭でフリーナ賞を受賞した。この映影は同名のという書籍を原作としており、とが主演に抜擢された。エリナスの表層部分にはが複数存在している。これは、誰かが残した奇妙な法陣で、異界より訪れし魔物がそこから現れる。昔の時代において、巨大な魔獣が降臨する時、ハウンドの大群が先に現れ、世界の境界線を溶かして通路を開いたという。尾根の北側の水中を抜けた先の洞窟には、水滴が凝縮して産み出された、人の胚子のような姿を持つ魔物が待ち構えている。水形タルパを倒すと、崩れ消え去った後に原海アベラントの体から得られる結晶とよく似た性質の物体が残される。しかし、それは原海アベラントの滴のように滑らかではない。とても鋭くて、四方に突き出ている。しかし、この形状から攻撃的なものはうかがえない。まるで結晶の中心から逃れようとしているのか、あるいはすべての方向に広がろうとしているかのようである。このサブエリアにの芸術家がおり、世界任務「古き色合い」を開始できる。関連項目:メリュシー村メリュシー村はたちの村である。彼女らの産みの親であるの遺骸の内部に位置している。村の独特の建築様式はエリナスからメリュジーヌによって教えられたものである。エリナスの遺骸の中には、ある地点と別の地点に瞬時に移動できる特殊な「近道」が存在する。 は他のメリュジーヌ達より年長なため、皆の面倒を見ている。村には他にも多数のメリュジーヌが暮らしており、ガーデナーを目指す、薬剤師のと助手の、鉱石に興味を持つ、裁縫が得意なフロー、釣りを勉強している、工房を持つ、啓示の書を解明している、 と彼女の船「スポンジアン号」について調べている、そしてに入るための準備をしているメリュジーヌが数人暮らしている。記者を目指すラウメもメリュシー村の住人で、毎日起きたことを記録して、絵を描いて自らの新聞に記録している。マレショーセ・ファントムの最初のメリュジーヌも、元々はメリュシー村で暮らしていた。リュティンヌの料理は村で一番美味しいという。メリュシー村では、周囲にある食材でメリュジーヌの口に合う独特な料理を作る。メリュシー村のオリジナル料理は一部の美食家の間では有名で、「メリュシー村のグルメ試食チャレンジ」は『スチームバード新聞』の「今年度勇敢チャレンジTOP100」で20位になったこともある。彼女の料理は輪郭が曖昧で、刺激的な匂いで、目が少しチカチカするが、見た目とはまったく違って料理は意外にも爽やかだ。一口食べると、刺激的な匂いも意外と受け入れられる。メリュジーヌに好まれる料理として、魚、小麦粉、卵、ベーコンで作られるという物がある。焼き上がったパイから突き出す魚の頭は揃って上を向いていて、異様な光を発する目はずっとこちらをジッと見つめてきており、まるで呪文を唱えているかのように見える。その反面メリュジーヌの目にはこの料理は可愛く映り、まるで絵本に登場する合唱団のように、魚たちが頭を上げて楽しく斉唱しているように見えるという。奇妙な見た目と裏腹に、旅人はその味を「見た目はヘンテコだけど、味はそこまで酷くなかった——というより、むしろ美味しいまである。」と表現した。ブリーチャープリムスと呼ばれる謎の生命体はエリナスの細胞である。メリュジーヌにとって、この生命体を可愛いと捉える者もおり、飼おうとする者もいる。可愛くて従順な動物で、歩き回るのを見るだけで気分が良くなるという。メリュシー村ではクロックワーク・マシナリーのパーツが通貨として使用できる。村の住人はキラキラしてキレイだと捉えており、助け合ったお礼としてパーツを贈り合っている。にパーツを渡せば、色々な良い物と交換できる。村の下の水の中には大きなホラガイのような「海螺の響き」という楽器がある。自称音楽家のはこの楽器の演奏方法を知っている。は、この楽器を演奏するためのもので、彼女がこの世界に来た最初から海螺の響きと一緒だった。ある日、トピアは封印された古の洞窟からという失われた楽章が記録された楽譜を見つけ、が冒険に旅立つ前に餞別として演奏したいと考えた。フォンテーヌ廷で音楽家タイユフェールの力を借りて、この楽譜はの時代の楽譜で、「調音符号」によって記録されており、海螺の響きで演奏するための曲だと判明した。タイユフェールに注釈を付けてもらい、トピアはマメールにこの楽曲を演奏した。それを聞いたマメールは「まるで高い塔とキレイな船が見えた気がした」「この曲をテーマにしたすごい絵が描けそうだ」と感想を告げた。このサブエリアでは、以下の世界任務が発生する。ドリームとオーカーの変化こんなのかぼちゃスープじゃない…好事魔多し秘教と啓示の書光冠の三原色旧世の遺した音釣りゲーム奇石冒険記関連項目:「とてもあったかい場所」「とてもあったかい場所」はの遺骸の内部に位置し、心臓にあたる。400年以上前、エリナスは人間と戦い、初めての死を経験した。それから間もなく、とはエリナスの体内で争った。時は経ち現在に至り、は再びエリナスを復活させ、心臓を鼓動させようとした。しかし、エリナスは復活を望まなかった。自身の心臓が鼓動を始めると、血潮が逆巻いて、内臓も再び活動を開始する。そうすると遺骸の中に作られたメリュシー村や、メリュジーヌ達は消化されてしまうからだ。旅人と、エリナスの声を聞くことのできるは協力してジェイコブを阻止した。ジェイコブによる晶化過程の逆転によって、エリナスの遺骸の中は血に塗れた。この血は人に悪影響を及ぼし、アレルギー、恍惚、白質の突然変異、知能の退化といった後遺症をもたらす。ジェイコブとの闘いの後、エリナスは旅人と会話をするために、マメールにエリナスの血で絵を描くように頼んだ。エリナスの心臓の近くにはルネ・ド・ペトリコール()が製本した「啓示の書」を読み解くことが出来る空間がある。この「本の中の世界」はスイートフラワーやミントでさえ育つことのできない世界で、ルネ達が予見していた未来の可能性を示している。この世界の建物の建築様式はや層岩巨淵の遺跡と共通していると考えられる。啓示の書を解明しようとしていたは、当初この世界を鳥や花の歌声が聞こえる美しい花畑のような場所と表現していた。しかし、最終的にカノティラはこの世界の恐ろしい姿を目の当たりにする。「さみしい場所」「さみしい場所」はの遺骸の内部に位置する。この地域には、稲妻の様式と思しき船の残骸や、建物の残骸が無造作に横たわっている。また、ここにはエリナスの細胞にあたるブリーチャープリムス達が多く出現する。ブリーチャープリムスは基本的な生物の特徴において既知のカテゴリーに当てはまらず、動物・植物・キノコ類・元素類のいずれにも属さない。そのため、の学者の間では、これは一体何なのかという議論に正式に決着が付いたことはなく、ついには学術研究テーマとすることを禁じられた。なぜなら現在の人類の知識体系において、この問題は「言語の定義と本質」同様、意味のある適切な結論を得られないからだ。また、この類の生命体を完全に消滅させる方法はない。コアしか残っていなくても、翌日或いは数十年後に再び生き返るからだ。幸い、あまり高い攻撃性や知性を持っていないようで、ほとんどのフォンテーヌ人はなるべくそれに近づかないようにしている。このサブエリアでは、以下の世界任務が発生する。孤帆幽影ハートとブルームーンの情念関連項目:「とても明るい場所」「とても明るい場所」はの遺骸の内部に位置する。がエリナスを蘇らせようとした際に、エリナス全体に振動が起こり、が現れた。のとグラシュティは「とても明るい場所」で魔物に襲われて危険に晒されてしまった。グラシュティは岩の隙に隠れ、プーカは海藻に閉じ込められてしまった。エリナスはマメールを通じて、二人を助けてほしいと旅人に頼み、無事に二人を救出した。二人が「とても明るい場所」に来た理由は、綺麗な石を拾いに来たためだった。その後、旅人とパイモンはこのをフォンテーヌ廷のチェシルの元に鑑定に持ち込んだ。この鉱石は、分割して磨いた後に当初の光沢がなくなってしまうため、アクセサリーには使えないことが分かった。しかし、高い硬度を持ち、摩耗への耐性が高いため、時計内部のコア部品の材料として有用だと分かった。チェシルはプロトタイプの時計をプーカに渡し、鉱石を安定的に供給してもらえるように取引を持ちかける計画を立てた。また、この時計は新しく発明された貝式防水構造が採用されており、デザインにメリュジーヌのスタイルを取り入れるアイデアも考えた。このサブエリアでは、世界任務「奇石冒険記」が発生する。エルトン海溝やや明るい色味が潜水士たちの感覚を狂わせ、水域の深さを見誤らせる。だが、海溝の深部にある船の残骸により、彼らの警戒心は再び蘇るのだ。付近の水域で幽霊が出没するという噂も相まり、人目を避けたがる人からすると、ここは最適な身の隠し場所となっている。エルトンという地名は、フォンテーヌの元海軍司令官であり、「スポンジアン号」の艦長だったに由来していると推測される。輝かしい過去の時代、純白の甲鉄艦「スポンジアン」はフォンテーヌ海軍の誇りだった。その時代、巨大な重砲と頑丈な衝角を備えた甲鉄艦隊はフォンテーヌ廷の寵児であり、グロリア劇場の時代には、観客は白い艦隊が魔像の軍団を掃討する物語に拍手喝采を送った。 その後、「スポンジアン」と「白き艦隊」が成した数多くの伝説は、グロリア劇場が壊滅してからしばらくの間、エリニュス島に新しく建設された大歌劇場で人気の演目となった。中でも忘れられないのは艦隊の最後の一戦、舞台上で十門の艦砲が繰り広げる壮絶な戦いである。その詳細は、バザル・エルトン旗下の一等航海士の記録から復元されたものだ。バザル・エルトンは退役後、自身が育ったフォンテーヌの孤児院の副院長に任命された。400年以上前に災厄が発生した際、バザルは再びスポンジアン号を率いて巨獣との戦いに赴いた。 約一か月以上、艦隊はアビスの海獣の群れと戦いながらエリナスを追いかけた。艦隊のうち「カレドニー号」や「ヴィンコーネ号」など、多くの船が破壊された。スポンジアン号はエリナスに接敵するが、戦いの中で船は真っ二つに砕け、バザル・エルトンも帰らぬ人となった。一等航海士、機関長、自分の意志で残りたい者以外は船が破壊される前に脱出した。エルトン海溝の底では、スポンジアン号が幽霊のようにフォンテーヌ海域を彷徨っている。地上に流れ着いたスポンジアン号の残骸に触れると、船員の物と思しき歌声が聞こえてくる。「…船を去れ、水夫たち、船を去れ…」「…明日は給料日、船を去る時だ…」「…船を去れ、水夫たち、船を去れ…」「…旅は終わり、風はもう吹かない。船を去る時だ…」「…酒も飲めない、肉も腐った。船を去る時だ…」「…船を去れ、水夫たち、船を去れ…」「…解散してそれぞれの道を歩もう。船を去る時だ…」ある日、のはバザル船長と彼女の船の運命に興味を持ち、旅人の助けを借りてスポンジアン号の残骸と、航海日誌を発見した。その中で旅人はバザルの物と思しき悲しみの声を聞くことになる。「青い、船乗りのような子ども…彼女が見えた…ハハ…」「あの子の体からは、海獣の気配がする…」「でも彼女はいい子だから、私の旗艦を汚すことはないだろう…」「ハハ…彼女を守れなかったのが口惜しい。実にいい船だった…」この声はエリナスから産まれたアッシェンについて語っているものと推測される。その後、旅人はアッシェンに「バザル船長、君のことが好きみたい。」と告げた。関連項目:
背景知識
エリナスとメリュジーヌは生まれる前、黒い宇宙の中を漂っていた。そこは冷たくて、寂しいところで、ただただ悲しくて、よく泣いていた。そうしていると、ある時「ママ」の声が聞こえたという。「ママ」はエリナスに対して、美しい世界に生まれて欲しくて、生命と、大地を歩けるような頑丈な体、そして「エリナス」という名前を与えた。「ママ」はエリナスに大勢の兄弟姉妹と、色々な友達をもたらし、黒い宇宙以外にも美しい景色を見れるようにした。兄や姉はエリナスによく接し、その後出来た弟と妹にはそれと同じように接した。その後、エリナス達は地下の世界を離れ、肌に風が当たる感覚、太陽の熱、冷たい水と温かな水を感じた。そこで生命の素晴らしさと世界を知り幸せを感じたが、すぐに自身と地上の生命との違いに気づいた。エリナスの血は人間にとって毒であり、エリナスが楽しくて面白いと思うことは、彼らにとっては怖くて大きな被害を与えてしまうものであった。それに気づいた頃には、何もかも手遅れだった。エリナスはその後、倒れて死ぬことになるが、その際に悲しさと同時に嬉しさを感じた。「ママ」からもらった生命は大事なものだったが、その命は地上の生命を苦しめていたため、これでよかったと考えた。400年以上前、エリナスの遺骸にとルネが現れたとき、エリナスは人の訪れに喜んだ。二人はエリナスの血肉を用いてジェイコブの力を強化した。それから少し時が経ち、遺骸の中に原始の水の精霊一体と、大勢の鋼鉄の動物と人が現れ、戦いが勃発した。最後に爆発が起こり、尖った欠片がエリナスの体に刺さり、その傷口と砕けた肉片から小さな生命が生まれた。メリュジーヌは「しるし」を持って生まれ、一番古い記憶は「しるし」と一緒にいた記憶である。この誕生の経緯から、メリュジーヌの多くが「しるし」としてクロックワーク・マシナリーのパーツを持っていると考えられる。(*1)エリナスは子供たちを愛しており、綺麗で美しいと考えていた。エリナスは彼女たちに話しかけて多くのことを話した。自分の家を作る方法を教えて、成長する方法を教えた。そうしていくうちに、至る所に楽しさと賑やかさが溢れるようになった。このようにして、メリュジーヌはエリナスの遺骸の内部にメリュシー村を作った。多くのメリュジーヌはエリナスの声が聞こえなくなってしまったが、だけはエリナスと会話することが出来た。マメールはエリナスを「お父様」と呼んでいるが、一部のメリュジーヌは「優しいお母さん」と表現している。また、エリナスについて覚えていないように見えるメリュジーヌもおり、現在のエリナスとメリュジーヌの関係性は様々である。メリュジーヌは特別な「視覚」を持っており、人間では気づけないような手がかりを見つけることが出来るため、のエージェントとして活躍する者も多い。は、メリュジーヌに対しては物を指す『代名詞』ではなく、人を指す『彼女』を使うように法律に条文を加えた。*1:すべてのメリュジーヌの「しるし」がパーツというわけではない。例えばアイベルは「とある剣の欠片」が「しるし」である。啓示の書400年以上前、の孤児であるルネと、養父カール・インゴルドはの地へ遠征へと向かった。そこでルネは霊光と聖蓮ガオケレナに興味を持つ。ルネは研究の過程での古代の教団が残した記録とカーンルイアの記録を発掘して解読した。その結果、ルネの導き出した「世界式」はレムリアの「フォルトゥナ」と理論上の類似点が多いと気づく。この世界式を利用して何度も計算を行った所、フォンテーヌに終末の災禍が差し迫っていると確信する。 ルネは人間の意志を抽出する方法の仮説を見つけ、洪水への抵抗手段となりうると考えた。ルネはフォンテーヌの人々が終末の予言から生き延びるために、あらゆる危険な研究を行った。彼はジェイコブと共にを設立した。そして、自身の研究を「啓示の書」に記録して製本した。そこでは、での研究、病に苦しむカーターに対する実験、新人類ジェイコブに対する実験、レムリアの「密合の契印」、人々の意志を溶かす方法、イプシシマスの塔、そしてルネがナルツィッセンクロイツとなったことなどが記されている。この本は、終末の後の未来を体現した謎の空間へと繋がっている。人間にとって「本の中の世界」は一面の廃墟のように見えたが、にとっては美しい花畑のように見えていた。この世界で、旅人とパイモンとカノティラは、「子犬」とと出会った。「子犬」とキャタピラーはどちらもカーターの人格の一部と推測され、彼はルネとジェイコブの友人であった。「子犬」は旅人とカノティラにもうここに来てはいけないと告げた。「子犬」はこの世界は崩壊寸前であり、訪れた者に危険な影響を与えてしまうことを恐れていた。…僕が誰なのかはどうでもいいことだよ。重要なのは、この妄想世界の主だってことだ。彼らは世界を救うことができると信じているけど、救う必要があるのかどうかが分かっていない。もしかしたら、彼らが記憶する世界というのは、永遠に失われたヒマワリが咲く、そんな午後に過ぎないのかもしれない。でもそれは彼らの物語であって、僕には関係のないこと。僕は、彼らのある友達に関する記憶でしかないんだ。僕を救えると信じていたけど、最後には…蝶が繭になり、繭を破って幼虫が現れ、最後は誕生することのなかった虚無へと向かっていく。でも、もう全部どうでもいいんだ。僕には何も残っていないからね。今の僕は、彼らの記憶の中で「僕を助ける」ということに固執し、残された影に過ぎない。だからって別に彼らを憎むつもりはないよ。たとえ彼らが手放すことによって変化したとしても、記憶と妄想から作られたこの世界にいる「僕」は、今でも彼らの固執を証明しているから。かつての友達として、僕はとても満足だ。僕がどんな形に変わったとしても、昔一緒にいた友情を懐かしむことにするよ。 「本の中の世界」で過ごした後、最終的にカノティラはこの世界の恐ろしい姿を目の当たりにする。分からない…ぼくはただ、咲いたヒマワリと可愛い子犬を見に来ただけなのに…突然、途中で恐ろしい怪物がぼくを追いかけてきたんだ。それと同時に空がどんどん暗くなって…理解のできない、いろいろな声が聞こえてきて…だからすごく怖くなって、金色の光を辿って走り続けたんだ。怪物が近づくほど世界が少しずつ暗くなっていって…庭園や宮殿、大樹、花の全部が消えて真っ暗になった後、廃墟だけが残った…それから、怪物がぼくに追いついてきて…うぅ…本当の「本の中の世界」を見た後、カノティラは二度と本は読みたくないと言い、メリュジーヌの仲間たちと共にメリュシー村で暮らすことにした。キャタピラーも「本の中の世界」の影響を受けてしまった。それ以前はヒルチャールから人間の姿に変わることが出来ていたが、この世界に入ってからはヒルチャールの姿のままとなってしまった。関連項目:
出典: HoYoWiki (HoYoverse)