運命の織機

中核ロア
世界百科

運命のはアビス教団が作った地脈を紡ぐことのできる機械。

ステータス

名称: 運命の織機 · 種別: 機械

背景知識

起源運命の織機はアビス教団が作った地脈を紡ぐことのできる機械である。この機械は初期段階では記憶を作ったり埋め込んだりすることしかできないが、完成に近づくにつれその機能は強化され、本物の地脈を紡ぐことさえ可能となる。しかし、テイワットの地脈体系は星の深くに根を張っているため、新しい地脈を創造したところで、元の地脈に「取って代わる」こともできなければ、それを「伸ばす」こともできない。そのため、アビス教団はこの機械の機能を完全に活かす方法は見つけられていない。しかし、五百年前にカーンルイアで災厄が起きてから、眠りにつき消息を絶った天理への対抗手段になりうると考えていると推測される。運命の織機の由来は数百年前に遡り、出身の(コロタール・アルベリヒ)に由来している。彼は神から「罪深い者」とされたもっとも純粋な血筋のカーンルイア人の一人であり、カーンルイア王室の貴族であった。彼はモンドの血筋を持つ平民の女性と出会い、二人の間にはという名の息子ができた。約500年前の災厄にてコロタールは不死の呪いを受け、カリベルトは目の前でヒルチャールになった。カリベルトを助けるためにスメールで草神に助けを求めたが、彼女は応えなかった。その後もカリベルトを助けるためにあらゆる手を尽くした。その中で彼は不可思議な動きをするヒルチャールの跡をつけて、不気味な洞窟を見つけた。洞窟の中には画像のような、鎖が何重にも巻かれ空中に吊られた物体があり、ヴェズルフェルニルと思しき人物の声が聞こえた。コロタールはその物体を見た瞬間、畏敬の念、あるいは幸福感を感じた。それからカリベルトのもとに戻り薬を与えると、カリベルトは目を覚まし言葉を話せるようになった。それからコロタールは罪人の力、つまりアビスの力に心酔する。そしてコロタールは、カリベルトが自分の運命を織り直す機会を手に入れたと考えた。その極限の悲しみから生まれて、あの子は……「運命の織機」になるのだ。カリベルトはその後、運命の織機を極限の悲しみと苦痛、血に流れる希望と悔恨、そして常識では計れないアビスの力と表現した。コロタールはカリベルトがこれらすべてを揃えた時に運命の織機になれると考えた。しかし、カリベルト自身は自分が運命の織機になれたとは言えず、自身を利用して「組み上げ」られただけであり、自身の命は八歳で尽きたと考えていた。関連任務:最古の耕運機の目カーンルイア宮廷親衛隊隊長で「末光の剣」として知られるは500年前の災厄の当事者だが、カーンルイアの滅亡を阻止できなかった。不死の呪いをかけられた彼は、カーンルイアと自身を裏切った「五大罪人」への復讐を誓った。ある日、旅人とダインスレイヴはアビスの魔術師の身体から出てきた呪符を発見した。そこに書かれたメッセージから、「運命の織機・原初の計画」を知ることになる。この計画はで発見した穢れた逆さ神像と関係していた。この計画の初期段階は渦の魔神の精神の改造と、耕運機の製造技術で肉体を改造しようとしていた。穢れた逆さ神像をもとにオセルの体を機械魔神に改造し、「最古の耕運機の目」を神像の手のひらに置くことで新たなコアにしようとした。そして、それによって新たに誕生した機械魔神に「天空の島にある神座を揺るがす」力を与えようとした。耕運機は現在として知られているカーンルイアの機械のコードネームである。「土地は農具で耕すものではない、鉄と血で争奪するものだ。」という理念をもとに誕生した。しかし、カーンルイアが滅亡し、主を失った耕運機は制御不能になった。それ以降、長い時を経てテイワット大陸に点在するようになり、他の滅びた文明と共鳴するかのように、古代遺跡の中を只々彷徨っている。旅人達は最古の耕運機と神像についての情報収集のため、の西風教会でを訪ねた。そこで旧モンドの「暴君の遺恨」について情報を得た。風龍廃墟に誰かが近づくと、天から火の玉が降り落ちてきたという。当時の人々はそれを竜巻の魔神の呪いだと考え「暴君の遺恨」と呼ぶようになった。この奇妙な現象は1年続いたが誰も解決できず、時間が経つと自然と消失した。そして、調査の結果、暴君の遺恨の原因はまさに最古の耕運機によるものと判明した。かつて最古の耕運機は北風の王狼の試練に誤って立ち入り、アンドリアスは試練を受ける勇士として扱った。アンドリアスの攻撃で損傷し、倒れる前に試練場を離れ、風龍廃墟へと辿り着いた。最終的に旅人達はその場所を発見し、ダインスレイヴは耕運機の目がアビス教団の手に渡らないように体内に隠した。関連任務:運命の織機の完成それ以降、ダインスレイヴは運命の織機の調査を継続した。アビス教団は耕運機の目を手に入れていないにも関わらず、何かしらの方法で計画を進めていることに気づく。そして、最も優先すべきは運命の織機が何に使われるか明らかにし、アビス教団の目的に目途を立てることだと考えた。調査の中で、アビス教団の活動した地域では地脈に必ず問題が起こっていたため、運命の織機は地脈に関係しているものだと推測した。ある時、旅人はヴィマラ村の若い男性の失踪について、冒険者協会から依頼を受ける。そしてヴィマラ村の住人に聞き込みを行っても、誰も失踪者の名前や住んでいた場所を思い出せなかった。旅人は、この男性は人々の記憶の中にしか存在しない人だと推測した。そして調査中に、アビス教団を追っていたダインスレイヴと再会する。ダインスレイヴは突如自身に失踪した男性の偽の記憶が埋め込まれたことで、失踪者がアビス教団と関連していることに気づく。そこで、ダインスレイヴはアビス教団を最古の耕運機の目の偽の隠し場所に誘い込み、旅人の血縁者と会おうとした。そして、本物の目は旅人に預けて、先にそこから離脱させようとした。しかし、旅人に目を預ける直前に「旅人に目を渡した」という偽の記憶を埋め込まれてしまった。その結果、目はアビス教団に奪われ、運命の織機は完成した。人々の記憶だけに存在し、ダインスレイヴに偽の記憶を埋め込んだ失踪者の正体は、であった。彼の意識は運命の織機に留まっており、未完成の運命の織機が出来上がるまでの操作権限を持っていた。彼は旅人の血縁者の計画の全貌を知らなかったが、彼自身の目的を達成するために運命の織機を完成させる必要があった。かつて、ヒルチャールであったカリベルトがアビスの力で知性を取り戻した時、言い表せないほどの恐怖と焦燥感を感じた。そんな彼をは、ここは童話の世界であり、ただ小さな怪獣の姿になっただけだとなだめた。その話を聞いてカリベルトの恐怖は一瞬だけ和らいだ。彼の目的は、父コロタールがそうしてくれたように、ヒルチャール達に童話、愛、カリベルト達の物語を聞かせ、束の間の安らぎを与えることだった。未完成の運命の織機が完成する間際、「記憶を創造する」機能が最も強くなったタイミングでそれを実行した。大人になる機会もなく八歳で亡くなったカリベルトは、もし災いも呪いもなくただ静かな村で生きていたら、自分の人生があったら、皆の目にどのように映っていたかをどうしても知りたかった。そして自分自身が存在していたことを皆に知って欲しいと願った。そのため、コロタールの見た目から想像した自身の大人の姿を作り、ヴィマラ村の住人に共に暮らした記憶を埋め込んだ。最後に自身の意識空間に旅人を招き、運命の織機の完成と自身の目的を語り、静かに姿を消した。カリベルトが消えた後、ヴィマラ村の住人に、行方不明の若者のもとに両親がやって来て、家族揃って満面の笑みで去っていったという記憶が現れた。関連項目:関連任務:新世界の座標図の完成後、はを襲った。国との直接対決が不利であると分かった上で大規模な動きを見せたのは、真の目的は別にあることを示唆していた。ナタの前線の哨兵は、監視中に教団の異常な行動に気づいた。彼らは攻撃をせずに周辺をうろついて、瞑想しているような素振りを見せていたのだ。そこで、哨兵達は部族のシャーマンを呼んだが、目的を特定できなかった。また、謎煙の主の大シャーマンは、ナタの地脈にノイズが混じる夢を見たが、このノイズは地脈やに影響を及ぼさなかった。それはまるで、互いに干渉しない別の次元に存在しているかのようだった。シトラリは、この夢に直接的な脅威は感じなかったが、教団の影響で何かが進行している可能性を察した。ナタを巡回中に、はヒルチャールと遭遇し、逃げる際中に鍵を落とすのを見つけた。旅人はその鍵が、テイワットに来た際に乗っていた宇宙船だと気づいた。鍵は二本しかなく、一本は旅人が持っているため、ヒルチャールの鍵は血縁者のものに違いなかった。その後、近くの洞窟を調査中、魔物から逃げて足を捻った少女ティレルと出会った。彼女は救世主を探すため村を出て旅をしていると語った。かつて、すべてを知る聖人が村を訪れ、「滅びの災い」が迫るが、同時にの「救世主」が現れると予言した。救世主は金髪だと語られていたため、ティレルは旅人の金髪を見て驚いたが、性別が異なることに気づいた。旅人は、ティレルの語る救世主が血縁者だと察し、探す協力をすると約束した。また、奇妙なことに、ティレルが魔物を見た時、旅人とパイモンには見えず、逆に旅人たちが魔物を見た時、ティレルには見えなかった。しかし、ティレルと旅人が手を繋ぐと、互いの魔物が見えるようになった。ナタがアビス教団への反撃のために兵力を集める中、が突如現れ、飢えた獣のように敵陣に突進した。平野を縦横無尽に駆けるその姿に、教団の戦線は崩壊し、大半の兵は本拠地の灰燼の都へ撤退した。ダインスレイヴはナタの援軍を待たず、旅人と共にオシカ・ナタへ向かうことにした。彼は以前、教団の団員を捕らえて尋問したが、成果を得られず、戦う以外に策はないと考えていた。教団が犠牲を厭わず企みを進めるなら、想像を絶する犠牲を強いてやろうと決意した。オシカ・ナタでダインスレイヴと旅人は、本拠地のリーダーであるアビスの侵礼者と対峙した。アビスの侵礼者は、旅人の血縁者が既に別の方法で勝利を収め、教団の宿願が果たされたと明かした。血縁者は秘密裏に夜神の国へ侵入し、ナタが夜神の国の地脈を再建した事例を参考に、運命の織機でカーンルイアの地脈を再構築し、「新世界の座標図」を手にしていた。旅人は、カーンルイアが復興し、ティレルが何らかの方法でこの世界と繋がったと推理推理した。旅人とパイモンはティレルのもとに急ぎ、ダインスレイヴはその場に残り、アビスの侵礼者と対峙した。そして、ダインスレイヴはアビスの侵礼者がかつての騎士学院の師ハーデンだと気づいたが、五百年の摩耗で、ハーデンの記憶、心、精神、感情はぼろぼろだった。ハーデンはダインスレイヴに、カーンルイアの過去を語って欲しいと懇願した。ダインスレイヴは、兄の遺した指輪で多くの記憶を保っていたが、情けをかけずに拒否した。しかし、静かに目を閉じて無数の記憶を思い出して瞑想状態となったことで、それらの記憶は運命の織機の原料となってしまった。教団の団員の記憶はほぼ失われていたため、ダインスレイヴを標的にして瞑想状態へと誘導したのだった。ナタの哨兵たちが目撃した教団の瞑想するような素振りは、記憶の断片をかき集めるためだった。そして、これらによって「新カーンルイア」の地脈が完成した。旅人がティレルに会うと、彼女は自分と旅人が異なる時空に居ると気づき、出会いの証を求めた。ティレルが自分の時空で血縁者と出会ったとき、旅人が探していることを伝えるためだ。旅人はその時、スリープポッドの鍵と、それを落としたヒルチャールの姿を思い出した。初めに出会ったヒルチャールは、未来のティレルの姿だと気づいてしまった。旅人は悩んだ――もしこれがティレルの未来で、これがティレルの運命なら…鍵を渡すべきなのか、しまうべきなのか。じゃあ、カーンルイア…わたしの国は、どうなったの?……ううん、やっぱりいいわ。聞かないでおく。未来がわからないからこそ、頑張る力が生まれるの。わたしは信じてる…救世主様なら、この運命を変えてくれるって。たとえあなたの助けがなくても、わたしは彼/彼女を探しに行く…でも…でもね…わたしにとって、あなたは間違いなく「救世主」よ。全てを守り、全てを変えられる人。でも残念…わたしたちは同じ時空にいないんだものね。決断の瞬間、時空が止まり、旅人の前に血縁者が現れ、五百年前の過去について語り始めた。カーンルイアの災厄が始まった頃、血縁者はカーンルイアの王子/姫として全力で抗おうとしていた。その時、ティレルが血縁者のもとを訪ねて「世界を救ってほしい」と懇願し、旅人と出会った証の鍵を見せてしまった。血縁者は、第二の故郷であるカーンルイアか旅人かを選ぶ苦渋の選択を迫られ、罪悪感を抱きつつ旅人を選んだ。血縁者はやっとのことで旅人を見つけたが、旅人は当然目覚めてすらおらず、鍵も旅人のもとにあった。血縁者は混乱したが、すぐに旅人を連れて逃げようとしたところ天理の調停者によって引き裂かれてしまった。五百年もの間、血縁者は何が起こったのかを疑問に思っていた。そして今、カーンルイアを再現した空間をナタの時空に重ね合わせたことで、ティレルが未来の旅人と出会ったと理解した。そして、血縁者は、これらの出会いは時の執政の影響だと悟った。血縁者は、テイワットの地脈は天理に固定されており、増やすことも、置き換えることもできないと知っていた。しかし、ナタのだけは例外だった。そこで、アビス教団を率いてナタに陽動作戦を仕掛け、夜神の国へ入ってとの対話と交渉を試みた。その結果、夜神の国は特殊で、新たな地脈を受け入れることは出来ないが、血縁者に地脈を紡ぐための空間を与えた。血縁者は運命の織機を起動させ、一輪の「インテイワット」の花を基盤に、五百年前のカーンルイアを再現した。それをナタの時空に重ねたことで、旅人とティレルは出会った。教団の信者の瞑想と記憶で、「新カーンルイア」は現実的な形を成し、運命の織機で「新世界の座標図」が完成した。血縁者は必ずこれを受け入れられる空間を見つけると決意した。関連任務:

出典: HoYoWiki (HoYoverse)

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