七聖召喚
ゲームシステム
世界百科
スメール教令院の二人の学者が考案したカードゲーム。稲妻の小説家・福本が七聖召喚をテーマにした娯楽小説を書いた。
ステータス
名称: 七聖召喚 · 種別: 用語解説
背景知識
七聖召喚七聖召喚は、出身の二人の学者グラーブとガルビビダムが考案した。幼馴染の二人は、共に学び、共に成長した。しかし、グラーブは幼少期からという病気に罹っていた。このスメール特有の疾患は、患者の体に灰色がかった黒いウロコ状の組織が現れることから、その名が付けられた。最終的に患者は自分の体を制御できなくなり、やがては完全に動けなくなってしまうことさえある。グラーブはいつもポジティブで、穏やかで、優しかったため、腕に巻かれた包帯を除けば病気の兆候すら感じさせなかった。しかし、彼と親しくする者は少なく、ガルビビダムが唯一の親友だった。二人は成長してに入り、グラーブは明論派のダステアにまで上り詰めた。だが、間もなく魔鱗病が悪化し、重い合併症を引き起こし、病院での治療を余儀なくされた。彼の研究は停滞し、やがて廃れた。それから、ガルビビダムは毎日病院に見舞いに行った。グラーブはそんなに来なくてもいいと言ったが、ガルビビダムは足を運び続けた。見舞い中、退屈しのぎにカードに落書きを始め、それが「七聖召喚」へと発展した。これを考案した際、元素理論の知識を取り入れ、グラーブの完治後に共に研究を再開する約束を交わした。しかし、その約束は果たされなかった。グラーブが魔鱗病で亡くなってしまったのだ。ガルビビダムはそれ以降、七聖召喚を他人とプレイしても、テーブルから顔を上げるとグラーブの顔が浮かぶようになった――まるで、彼がまだ生きているかのように。知人から「思い悩むことを辞めて七聖召喚を楽しむべきだ」と勧められたが、グラーブの死を受け入れられなかった。やがてガルビビダムは人前に姿を見せなくなり、近隣の者でさえ彼の居場所を知らないほどだった。そのため、七聖召喚の考案者は「控えめな学者」という漠然としたイメージだけが広まり、その正体を知る者はほとんどいなかった。情報不足から、考案者が智慧の神の啓示を授かったという説や、そもそも考案者など存在しないという噂まで生まれた。後に開催された召喚王グランプリで、たちの協力によりガルビビダムはグラーブの死を乗り越えた。旅人たちは、グラーブが生前に遺した手紙と、幼少期の二人を描いた七聖召喚のカードをガルビビダムに届けた。召喚王七聖召喚の発表後、八重堂から小説が出版された。物語はの少年が屋根裏で古いを見つける場面から始まる。蓋を開けると、古の決闘者「ワニの王」の魂が宿っており、少年に憑依して、七聖召喚のプレイヤーとなった。七聖召喚の考案者が謎に包まれていたため、本の出版後、考案者は伝説の「ワニの王」と「トキの王」という噂が流れた。原作者の福本は即座に否定したが、議論はより加熱し、本は飛ぶように売れた。そのため、七聖召喚がテイワットで大流行した背景には召喚王の影響もあった。ワニの王・ソベクは統帥の中の統帥、トキの王・は書記の中の書記として、スメールの砂漠の支配者(キングデシェレト)の七賢者(七柱)の一人だった。二人は常に論争を繰り広げ、ある日、物質の転換を巡って対立した。ワニの王はの祝福によりどんな液体も美酒に変える者を、トートは触れたものを純銀に変える者を連れてきた。二人の賭けは、どちらの転換がより優れているかを決めるものだった。そして、彼らは七賢者の最後の一人、ヘルマヌビスに結果を予測するよう求めた。「二つの偉大な力は相対し、まるで鋭い矛と堅い盾のようだ。二者はそれぞれ一歩譲るであろう。それが均衡の理だ。」とヘルマヌビスは語った。結果、杯は純銀となり、砂を含んだ水は銀の粒がこぼれる美酒となった。しかし、ワニの王とトートは忠告を無視し、論争を続けた。その後、彼らは奇妙な召喚魔法を発明し、千年以上経った今も、七聖召喚の戦場でその勝負を続けているとされてる。召喚王 第一部 完結編の予約特典として、という工芸品のサンプルが作られた。試作時の特殊な形状から、誤って本物の武器とみなされ、八重堂は意思疎通の行き違いに頭を悩ませた。しかし、原作者の福本は逆に感銘を受け、発売書籍の付録として以下の文章を書き加えた。物語によると、この宝珠をあしらった長弓は、トートがかつて所持していた秘宝だ。ワニの王は、アフマルの配下の中で最も優れた弓使いこそ、この長弓を持つべきだと考えていた。かつて、ワニの王が青い肌の少年だった頃、最も優れた弓使いになればこの長弓を貰えるかと尋ねた。隼のような眼力を持つトートが上座で笑い、少年の願いを許した。時が経ち、アフマルが消えた後、ワニの王は「決闘の儀」の機に砂漠を踏破し、世界間の障壁を壊して混乱と闘争を起こそうとした。それを阻止するため、老いたトキの王はこの長弓を携えて決闘の儀を行った。ワニの王は罠にはまり、聖域よりも厳格な決闘の間で封印された。数百年後、少年アブーが屋根裏で秘典の箱を見つけ、ワニの王の魂が憑依し、伝説の決闘者となった。ワニの王はアブーを利用して決闘の間に再び入り、「影」が持つ長弓を目にした。ワニの王の残魂は壊れた扉と長い廊下を抜け、裏切りと密謀の広間へ戻った。そこでワニの王は、秘儀の弓から自身に放たれた金の鏃の矢を掴み、我が身を救おうとした。しかし、秘法は解け、弓矢が壊れ、「影」も一瞬で消えた。ワニの王は地に落ちる寸前の長弓を受け止めた。過去、何度も長弓を奪おうとしたが、ことごとく失敗し、トートとの決裂の一因となった。長弓を手に入れた瞬間、念願が叶うはずだったが、ワニの王の心は腐った沼の泥水のように冷たかった。少年時代の満たされない欲望を追い求める自分はもういないと悟った。すると、決闘の間のテーブルが動き、アブーが対決を待つ姿が見えた。ワニの王は長弓を脇に携え、若き頃に夢見ていた勝利の姿を思い浮かべながら、運命が用意した戦場へ踏み出した。最終ラウンド、敗北必至と思われた状況から、アブーは逆転勝利を収めた。アブーは首をかしげ、灰となって消えるワニの王の姿を見つめながら言った。「戦争に生かされているはずなのに、お前はむしろ、行きつく先の全ての紛争を平定してきた。それじゃつまらなすぎる——もしお前がいなかったら、この世界はつまらなすぎる。オレにとってお前は…お前は全然分かってない。そう言えば…今まで一度も、お前の名前を聞いたことがなかったな。」アブーは危険な笑みを浮かべて、こう続けた。「全ての障壁を無くそう。そして世界と世界の殺し合いをここから始めよう——俺はそこら中で血が川のように流れ、屍が山のように積みあがっていくような景色が見たい。この通り…俺は永遠に、決闘の王だ。」
イベント
サイコロ、猫とカードの戦場 七聖召喚は、で発明され、経由で全テイワットに広まった人気カードゲームである。商人のがスメールの学者から七聖召喚のプロトタイプを稲妻の八重堂まで届ける依頼を受けたのがその発端だった。ある日、はモンド城で西風騎士団のの助手、と出会った。スクロースは、かつてに遊学に来たスメールの学者から奇妙なカードを受け取ったと語った。同僚のに尋ねると、七聖召喚のカードだと教えてくれた。旅人もスクロースも七聖召喚は未経験だったため、プレイヤーが集まるキャッツテールでルールを教わることにした。店主は、七聖召喚の人気で客が増えたため、新たなスタッフを配置した。そのスタッフは、かつて旅人とパイモンが迷子探しを手伝った黒猫だった。そして、リトルプリンスの言葉を通訳する執事としてが雇われた。ジョインは、七聖召喚の「神聖な決闘」を通して、リトルプリンスと心を通わせたと主張した。リトルプリンスは卓越した腕前を持つため、初心者の旅人たちの相手はが務めた。ディオナはルールを説明するため、旅人とスクロースにのキャラカードを渡した。これはがキャッツテールに置いていったものだった。ちょうどその時、が店を訪れ、自分のカードを見て驚き、ガイアに話を聞きに行った。その後、旅人はルールを学び、スクロースに勝利すると、マーガレットからを受け取った。このカードボックスは、デッキを整理・保存でき、秘典の箱の所持者を探知することもできる。正式なプレイヤーとして認定されるためには、さらに二人に勝利する必要があった。旅人はまず西風騎士団の一人を倒し、リトルプリンスが最後の一人として断罪の皇女・を指名した。旅人は見事フィッシュルに勝利し、褒章としてのキャラカードを獲得した。そさらに、リトルプリンスからプレイヤーハンドブックを受け取り、キャッツテールで七聖召喚関連商品を購入する権利を得た。七聖召喚が流行すると、の精霊は、仙術で小さな部屋を作り、テイワット各地の招待プレイヤーが瞬時にここに移動できるようにした。関連任務:決闘!召喚の頂!七聖召喚の人気は高まり続け、はテイワットの各都市で賞金付きの大会「召喚王グランプリ」を開催した。がを訪れた時、モンドエリアは決勝戦に進んでいたため参加できなかったが、プレイヤーによる非公式の大会が開催されていた。「キャッツテール」を訪ね、との配達会社「狛荷屋」のが話しているところに遭遇した。店主から大会の説明を聞いた後、街での記者と出会った。彼女は召喚王グランプリの取材中、プレイヤーの不注意につけこむ「カード怪盗」を目撃したが、追いかけようとした時には姿を消していたという。旅人とパイモンは、大会の裏に隠された真実を暴くため、シャルロットの調査に同行することにした。会場に向かうと、のとの決勝戦が始まる直前だった。シャルロットは会場で不審な二人組を見つけ、片方が姿を消したため、残る容疑者エイドリアンを追跡した。モンド城の門外まで来たところで、宝盗団がエイドリアンに襲いかかり、旅人たちがこれを追い払った。エイドリアンによると、彼が安値で購入した「宝箱の絵が描かれたカードの裏面」を、もう一人の容疑者が会場で三倍の額で買い取ってくれたという。そして、人気のない場所で現金を確かめようとした時、宝盗団に襲われたのだった。カードの裏面に秘密が隠されていると気づいたシャルロットは、旅人たちと次の決勝戦が行われるへ向かうことにした。出発前、会場でガイアからティミーが優勝したと聞き、雑談していると、大会のポスターが目についた。ポスターには七聖召喚の考案者である二人の学者が描かれていたが、旅人一行の中には身元や住所を知る者は居なかった。璃月港に到着すると、璃月七星の天権・の秘書に出迎えられた。シャルロットは凝光の招待で玉京台へ、旅人とパイモンは璃月港で聞き込みを行った。埠頭で、往生堂を探して迷子になった綺良々と再会した。綺良々の荷物は宛だったため、旅人たちは綺良々を案内して荷物を届けた。胡桃と話していると、彼女が璃月の決勝戦進出者だと分かったため、カード怪盗について尋ねると、がカードの裏面を賭けて知らない相手に敗れたと教えてくれた。重雲を訪ねると、彼は迷子の少女を探していた。少女は七聖召喚のプレイヤーだったため、のプレイヤー探知機能を使って足取りを追うと、再び宝盗団に遭遇した。旅人たちはこれを撃退し、少女を見つけた。重雲にカード怪盗について尋ねると、次の目的地は稲妻だと判明した。璃月港の決勝戦会場に戻ると、胡桃が優勝していた。シャルロット、凝光と合流し、凝光は宝箱の描かれたカードの裏面が最近市場に出た希少品で、精巧ではないが一夜で売り切れたと語った。凝光は、転売目的の買い占めかと思ったが、カード怪盗の話を聞き、別の意図を察した。稲妻の離島に到着すると、雷神・(雷電影)と再会した。彼女は眷属のからの誘いで大会に参加し、対戦相手の雷神への恐怖心によって勝ち進んだが、準決勝で八重神子に敗れた。八重神子の決勝戦の相手は、現人神ので、「たとえ信仰している神が違えど、皆さんはもう同じ卓で札を持って遊ぶことのできる仲、これからは助け合うべきだと」と伝えるために大会に参加した。決勝戦が始まり、心海は八重神子を下し、優勝した。会場近くで綺良々と再会し、心海は、綺良々の配達場所とカード怪盗の出現場所が一致することが手がかりとなると語った。綺良々の最近の荷物は、複数の差出人からスメールの同一の場所「キャラバン宿駅から砂漠の方へ大通りを沿って百歩ほど歩いたところに見える一つ目の烈焔花のそば」に届けられる軽い封筒程度の大きさで、カードの裏面に最適だった。また、シャルロットがカード怪盗に遭遇したのは、綺良々がモンドで荷物の依頼を受けた後だったため、複数人による犯行と推理した。こうして、旅人、パイモン、シャルロットは、綺良々の配達に同行することにした。スメールのキャラバン宿駅で優勝者のと出会い、カード怪盗にまつわる経緯を伝えた。危険に供え、大マハマトラとしてセノも綺良々に同行してくれることになり、届け先までたどり着くと、受取人が宝盗団と判明した。綺良々が荷物の中身を尋ねると不信がられ襲われたが、旅人たちが撃退し、事情を聞くことが出来た。宝盗団の一部が、国を跨ぐ大規模な盗みの計画を思いついたそうだ。そして、宝盗団こそが一番優れた国際組織だと示すため、七聖召喚のカードの裏面に宝箱を印刷し、水と土でメッセージが浮かび上がる仕組みを作った。そのメッセージは「宝盗団にいるすべての兄弟たちよ、ついに大仕事をやる時が来た。己のナイフを手に取り、自らの顔を隠し、そして出来れば駄獣を連れて…」というもので、行動日時と計画も記されていた。しかし、一部の宝盗団が七聖召喚に夢中になり、カードの裏面を見せびらかしたり、譲渡したりしたため、計画の露見を恐れた者がカードの裏面の回収に奔走したのだ。セノが犯人を拘束し、カード怪盗事件は解決した。しかし、綺良々には最後の特殊な配達が残っていた。それは、受取人の行方が分からず、差出人が亡くなっていたため長期間放置されていたものだった。綺良々は仕事ではなく個人的に受取人のガルビビダムを探すことにした。ガルビビダムの行方の手がかりはヴィマラ村を指していたため、まずは村人に聞き込みを行った。村人の多くはガルビビダムを知らなかったが、村長から彼の住まいを教わり、ついに彼に辿り着いた。そして、ガルビビダム、差出人のグラーブの二人が七聖召喚の考案者と判明した。しかし、グラーブは既に亡くなっており、この荷物はグラーブが生前にガルビビダムに宛てたものだった。荷物を開けると、ガルビビダムへの手紙と、一枚のカードが入っていた。親愛なる友へ君はきっと どうして僕がこんな形で手紙を残したか疑問に思うだろうそれは…僕がもう余命わずかだという事実を君がまだ受け入れられないからだ…当時 君に贈った秘典の箱はきっともうどこか隅っこに置かれているだろうね…だから この最後のプレゼントを 今さら君に贈ることを許してほしい僕たちが出会った頃のことを覚えているかい?魔鱗病の僕と友達になってくれたのは 君だけだった今度は僕が君に新しい友達を連れて来てあげる番だよ親友よ…どうかこのような形でこれからも君のそばにいさせてほしい…グラーブの死後、ガルビビダムは七聖召喚をプレイすることは無くなってしまったという。しかし、七聖召喚のおかげで、人々は出会い、互いを知り、決闘の楽しさを味わえるようになった。このカードゲームは、多くの喜びをもたらしたのだ。友達はずっと心の中にいる。別の形で寄り添ってくれる――ガルビビダムはグラーブからの手紙を読んで、ついに親友の死を受け入れた。そして、ガルビビダムは旅人たちと七聖召喚を一局楽しんだ。かつてグラーブから贈られた秘典の箱は、隅っこに置かれることなど無く、今も彼の手にあったのだ。関連任務:
出典: HoYoWiki (HoYoverse)